小児科は「子供たちが可愛い」「癒される」というイメージがあるかもしれませんが、実際に働いてみるとハードな部分がたくさんあります。採血や点滴などの際に暴れる子供を固定する時には体力が必要です。激しく泣く子供にメンタルを削られることも…。また、予想外のことが発生しやすいのも小児科ならでは。抱っこしていた赤ちゃんがいきなり嘔吐したり、浣腸したら便がびしゃっと出てきてかかってしまった…なんていうこともあります。
このように大変な面もありますが、やはり子供たちが元気になっていく姿を見ると、大きなやりがいを感じられます。

子供たちはよく風邪を引いたり、予防接種で何度も通ってきたりするので、顔見知りになり子供たちが成長していく様を間近で見て、成長ぶりを喜ぶことができます。これは他の科ではなかなか経験できません。
出産経験のない看護師は、自分が子供を持つことをあまりリアルに想像できないかもしれません。小児科で働くと、いろいろなパパママが頑張っている姿を見て、子育てのイメージが沸き、自分も「頑張れそう」と勇気をもらえます。将来、子供が欲しいと考えているなら、小児科で働くと、子育ての知識を増やせるでしょう。

子育て経験のある看護師にとっては、自分の経験を活かせる職場でもあります。ご家族から「こういうときはどうしたらいい?」と相談を受けることも多いので、子育て経験があると、経験に基づいた回答ができます。子育て経験を活かして、パパママの役に立てるとモチベーションがアップし、やりがいが感じられるでしょう。