小児科クリニックの仕事内容は幅広いです。診察介助や処置、カルテ入力の他にも迅速検査、乳幼児健診、予防接種、そして保護者への説明などなど様々な仕事があります。
処置の内容は採血、点滴、吸入、そして浣腸や座薬など、クリニックにしては処置の種類が多いです。成人なら簡単にできる採血も、嫌がる子供相手の場合は、抑制帯でぐるぐる巻きにして固定して行うことも珍しくありません。暴れる子供もいるので、小児科の看護師は体力的にハードです。RS、アデノ、ヒトメタなど感染症の抗原検査も、小児科ならではの仕事でしょう。

乳幼児健診と予防接種は小児科クリニックならではの仕事です。乳幼児健診では赤ちゃんがきちんと成長できているか健診します。医師の診察の前に、看護師が赤ちゃんの身長や体重、胸囲と頭囲などを測定したり、目の検査などを行います。予防接種は生後2ケ月くらいから始まります。ワクチンの準備、介助を行うのが看護師の仕事です。接種後の観察、説明も行います。ロタ、四種混合、BCGなど小児科ならではのワクチンばかりなので、勉強が必要です。

一般的な内科などは病気の人が通院するイメージです。小児科クリニックには、乳児健診や予防接種などで健康なお子さんたちも来院します。ですから、健康な子供たちが来院する時間帯と、風邪の症状などの診察の時間帯をしっかり分けているクリニックが多いです。小児科クリニックの仕事内容は幅広いので、ルーティンワークがあまり得意ではない、という方にもおすすめです。